便秘は生活習慣の見直しで変わる
便秘の解消の基本は、「お腹にいい食事」「適度な運動」「規則正しい生活」
の3つだそうです。
・お腹にいい食事
便のもとは食べ物なので、便秘の改善には、まず食事内容の見直しが必要です。
ひどい便秘を解消するには、食物繊維が豊富に含まれている食材を
きちんと摂りましょう。
食物繊維には、不溶性のものと水溶性のものがあり
不溶性食物繊維は、穀物、根菜などの繊維質の多い野菜や、豆類などに多く含まれているそうです。
水に溶けずに水分を吸収して膨れ、腸管を刺激して腸のぜん動運動(消化管などの臓器の収縮運動)を高める働きをしてくれるそうです。
水溶性食物繊維は、果物、海藻類などに多く含まれているそうです。
水に溶ける性質があり、食品の水分を抱き込んでゲル状の便を作り
その結果、便は柔らかくなるそうです。
水溶性と不溶性の両方をバランスよく摂取することで出やすい便になるのです。
ただし、腸が緊張状態にあるタイプ(痙攣性)の便秘の人が
不溶性食物繊維を摂り過ぎると、よけいにお腹が張って症状が悪化する場合が
あるそうなので注意が必要です。
ちなみに、1日の食物繊維摂取量の目標は
18歳以上で男性が19g以上、女性が17g以上とされています。
また、油分を摂るのもおすすめです。
油分を控えると、便のすべりが悪くなることがあるそうです。
ダイエットなどで油の摂取を控えている人に便秘が多いのは
こうした理由もあります。
エクストラバージン・オリーブオイルは、
主成分のオレイン酸が腸の動きを活性化させるので
積極的に摂るようにすると良いそうです。
毎朝大さじ1杯のオリーブオイルを飲むといいとされています。
腸内環境をよくするために、善玉菌を増やす食材である漬物などの醗酵食品
チーズやヨーグルトなどの乳酸菌、生野菜に含まれる酵素なども積極的に摂るよう
心がけましょう。